『水と塩を変えると病気にならない』新谷弘実著

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ブックレビュー

こんにちは。一日一日、少しずつ日が短くなって、寒さも増してきました。冬の空はきれいですが、夕方は日が早く暮れ、なんだかセツナイ気持ちになります。。。 (*_*;

今日は、腸、および食の観点から、  35万人以上の胃腸を診察し、胃腸内視鏡医学の世界的権威である医学博士新谷先生の本を取り上げます。

以前、新谷先生の動画で、多分、先生の患者さん?かどなたかの腸内を撮影した映像を見たことがあります。その動画は、乳製品や動物性たんぱく質をよく摂取する方の実際の腸内の様子だったのですが、やはり、毎日の食生活習慣により腸内に炎症が起きて、ポリープになっていたり、また真っ黒い腸内になってしまっていたりと 軽くショッキングな映像でした( ;∀;)
少し怖いけど自分の腸もみてみたい。どんな腸相しているのかなぁと。思いつつ、幸いにも調子が悪くて病院にかかることでの腸の内視鏡検査を受けるチャンスはなかったので、それからしばし時が流れておりました。

ここ最近何かのタイミングで、新谷先生の本を見つけたので以前の映像を思い出したこともあり、読みたい衝動にかられ、他にもベストセラーの本がありますが、まずはこの本を読んでみることに。

「毎日食べているものがあなたの足を引っ張っている」ということに気づいてほしい。この点に気づかず頑張ってプラス思考をしても現実は変わらないのだ と。
賢い食べ方を身につけ、もっと快適で生き生きとした人生をめざす「理想の健康」のためにはどうしたらよいかのか。
著者が推奨する食事健康法(シンヤビオジマ)の入門編として忙しい現代人のために分かりやすく具体的な方法が書かれています。

食べ物を変えれば、食べ物の栄養素によって作られている細胞の質が変わっていきます。細胞から作られている体中の組織器官が変わります。

血液もきれいになり、もちろん脳の働きも活発になるでしょう。

体が変わり、心も変わる。—あなた自身の能力が発揮できる基盤が整うのです。細胞が元気になれば、見た目も若々しくなり、人間的な魅力も出てきます。

食事健康法のポイントととして、取り入れやすいようまずは、「水」「塩」「砂糖」「油」 四つの食材を見直すことを紹介しています。


私たちの体は、水からできています。細胞や血液、リンパ液もです。
普段から体が重く、疲れが取れない人は「水の入れ替え」がうまくいっておらず、良い水を摂り入れ、悪い水を排出させないかぎり細胞は元気にならず老化してしまいます。日頃の水分補給の仕方を見直すだけで体調は改善されていくそうです。
それは、良い水を身体に必要な量を摂取すること。
量はだいたい一日に1~1.5リットル。
朝から夕方までに500ml×3本(朝500ml、昼までに500ml、午後500mlといった感じで)
良い水とは、
1.水道水はそのまま飲まない。
2.軟水と硬水をTPOで使い分ける。(日本の水(軟水)を基本に補給がベター)
3.浄水器やウォーターサーバーを上手に活用する
4.体調に応じて活性度の高い水を利用する(波動の高い水や生体水により近い水)

“よい水(=生体水に近い水)をたっぷり摂取して、体(細胞)の水を入れ替える。”というお考えは、アドレナルセラピーを教えて頂いた川本治療院の川本先生の教えの大事な一つですが、この点ではとても共通していて改めて大切であることを認識しました。
大事なことは、水分は「水」で摂る。ということ。お茶やコーヒーなどで水分摂っているから大丈夫だと思いがちですが、逆に脱水状態になることも。



ミネラルバランスに優れた「良い塩」に切り替える!

ミネラルバランスが崩れるとすぐに病気にはならなくても、生命活動の微妙な相互作用を壊していくため、体調不良や意欲低下、精神的なイライラなどがおこり、その後新陳代謝がわるくなり、様々な病気の要因となっていく。
戦後、1997年の塩の専売が廃止されるまで、日本は大量生産ができる「イオン交換膜・立釜法」での塩づくりが行われていて、ナトリウムの純度が高く、それ以外のミネラル含有量が1%未満のミネラルバランスの良くない塩を摂り続けてきたそうで、、、、( ;∀;)

ナトリウムばかりの塩は、摂ればとるほど体に負担がかかる塩だそうで、(*_*; マグネシウムやカリウムなどほかのミネラル分が不足してくる原因になります。。。なので、水と果物で塩の摂りすぎをカバーすることが必要なようです。
カリウムとナトリウムは1:1での摂取が理想。

良い塩とは、「天日」「平釜」と表示のあるもの。
海水を原料に天日干し平釜で作った塩であること。 
これがミネラルバランスのよい塩だそうです。