『あるがままに生きる』足立幸子著

book review

ブックレビュー

こんにちは。ワンネスセラピストMICHIKOです。
今回は『あるがままに生きる』足立幸子著の作品です。
『波動の法則』著者の足立育郎さんの妹さんということで、波動つながりでもあり面白そうだなと思って読んでみた本でした。
私のお気に入りの本の一つです。

1992年に講演会でお話されていた内容をそのまま本にされた作品だそうで、おはなし口調の文体ということもあり、とても読みやすくてすっと入ってきました。

タイトル通り、あるがままに生きることを推奨されているのですが、

[あるがままに生きる]というのは、自分もあるがままにやるのですが、相手のあるがままも受け入れるということです。
わがままというのは、自分はあるがままにやるのですが、相手のあるがままはうけいれないのです。
皆様は、自分のあるがままなら割とらくにできるようになれますが、相手のあるがままを受け入れるのは難しいとおっしゃいます。
本当に頭はロクなことを考えないので、好きだの嫌いだのとすぐ判断してしますのですね。この判断は、ご自分の色眼鏡をかけてみておられるだけで、結局はご自分だけの尺度なわけですよ。あるがままに見るというのは、色眼鏡をはずさなければいけないのです。・・・(中略)・・・
でもこれからは本音の時代が来ますから、良い子をやめることですね。
人から良く思われようなんて、いっさい考えないことです。
そして、「こうあるべきだ。こうあるべきでない」などという、あらゆる枠もどんどんはずしていって下さい。

「本音で生きる。自分もあるがままに生きて、相手のあるがままも受け入れる。」この考え方はアドラー心理学に通ずるところがあります。
お互い尊重しあってお付き合いができれば、衝突や争うこともなく、平和な人間関係を築けますますよね。こうありたし、こうあってほしいです。
『これからは本音の時代が来ますから。』て、うれしい限りです。(^^♪

直観のおはなしも面白かったです。

これからは[直観の時代]だ、ということで、≪深い部分の自分≫から情報を得るためには、直観が必要でなのですが、これまで直観を使っていないから能力が鈍っているとのこと。それを再生させる方法は、といいますと。
まず、直観の[観る]は〈心の目で見る〉ということ。
心で見るには、心眼が開かなければならない。
→心眼が開くと、≪物事の本質≫がみえるようになる。
→その心眼が開かれるためには、「≪情≫の部分をクリアーにすればよいのではないかと思う。」
と作者はおっしゃってます。
情の字が下につく、≪感情≫とか≪愛情≫をクリアーにすればよい。

なんとも単純明快に教えてくださっています。

だいたい情にふりまわされるから物事の本質を見失って、見えるものも見えなくなってしますのです。
情は全部捨ててしまう必要はあるませんが、コントロールできるようになればいいと思います。
感情の方は、皆様どんどんコントロールできるようになられるのです。

宇宙との調和の度合いが高まると≪非常に冷静な自分≫がもう一人奥にいるような感じになってくる。そうなのですが、そうなると≪非常に冷静な自分≫が前面に出てきて、自分の感情にも人の感情にも振り回されないようになってくるそうです。
そうなると、ますます直観力が増して、<おおもと>とつながっている≪真我≫本当の自分とつながり、 宇宙と調和して、真の意味での自分を生かせる生き方ができるようになるのですね。

あと、波動をあげるには三つの条件があり、

一つ目は、≪あらゆるこだわりを取り除く≫
二つ目は、≪行動に移す≫
三つ目は、≪深い部分の自分(神我・真我・本当の自分)が望んでいることをやる≫

ことだそうです。ものすごく大雑把な感じですがまとめてみますと、
一つ目は、執着や欲をなくして、こだわりをなくしたら≪おおもと≫から閃きのような形で情報が入るようになる。
すると、二つ目は、その情報に基づいてすぐに行動に移したり、表現をする。(知識で頭で考えているだけだと流れに置いていかれる(*´Д`))
そして、三つ目は、何だかわからないけど(というのも閃きだそうで)、やってみると自然と深い部分の自分が望んでいることにつながっていく。
頭はボーッとしてるのがよいそうです。(頭で考えないとうこと)意識はハート(胸あたり)において、頭はボーッと。


という、なんともシンプルかつ合理的な流れで人生がうまい具合に宇宙と調和して進んでいくのですね。
他にも取り上げてご紹介したい内容がたくさんあるのですが、これはぜひ、じっくりと読んでみることをおすすめいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。